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2006年06月15日硫黄島訪島事業

硫黄島空撮 手前は擂鉢山
戦争末期、硫黄島においては、本土防衛の最前基地であることから、
島民は強制疎開を余儀なくされ、また、島民の一部は軍属として残され、
そして、日米両国間では激しい攻防戦が繰り広げられました。絶え間なく
砲弾の雨が降り注ぎ、緑豊かな亜熱帯の美しい島は焦土と化し、原型を
とどめない状態に変貌しました。日米合わせて2万7千人あまりの犠牲者を
出した代償はあまりにも大きく、島の各所には激戦の傷跡が生々しく残り、
未だ1万柱以上もの戦没者の遺骨が眠っています。
また、43年に小笠原諸島全域が日本に返還されてからも、国は火山活動
等のため、一般住民の定住は困難と判断し、硫黄島については、旧島民の
帰島が許されないまま現在に至っています。
このような状況から小笠原では、おがさわら丸を利用することで、硫黄島
旧島民の皆様と関係者が、ゆとりをもって訪島する機会を設けました。さらに
平成14年度には、望郷の念絶えない旧島民の皆様の心情に答えるべく、
島を訪れた旧島民の方々が故郷で一夜を明かせるよう、40名収容の一時
滞在施設「硫黄島平和記念館」を建設いたしました。硫黄島訪島事業を実施
するにあたり、未来永劫にわたって、過去の悲劇が二度と繰りかえされること
のないよう、平和の続くことを願ってやみません。
小笠原村
~平成18年度硫黄島訪島事業しおりより~

壁画

戦跡
本日から18日まで硫黄島訪島事業が行われます。
幸いにも天気は良さそうで硫黄島への上陸もできそうです。
この事業は、旧硫黄島島民の帰島事業として旧島民が、この歴史を継承する上での教育的見地から小笠原中学生、一般小笠原島民が約140名の方が参加し、実施されます。
今夜21:00父島を出港し、翌朝6:00に硫黄島へ到着します。
下船後、慰霊祭が執り行われ、その後里帰りや島内見学を行い18日朝6:00頃父島に戻ってきます。
昨年も書きましたが、この事業は小笠原の歴史を象徴した事業であると思います。
今、小笠原はエコツーリズムの島としてまた世界自然遺産登録へ向け注目されていますがこうした歴史を背負った村なんです。
エコツーリズムの視点からもこうした歴史はきちんと受け継いでいかなければならないと思います。
訪島事業が無事執り行われますように。
この機会なので皆さんにこうした歴史を背景とした小笠原村の平和都市宣言を紹介したいと思います。
小笠原村平和都市宣言
平和で豊かな自然の中で暮らす我々小笠原村民は、世界中の人々が平和を
分かち合えることを願う。
この願いは、小笠原の生い立ちが物語っている。
我々のこうした先人が築いた文化を、歴史的に分断した強制疎開。
今なお一般住民の帰島が許されず、遺骨収集もままならぬ玉砕の地硫黄島。
このような地小笠原に生きる者として、戦後五十年を迎えるにあたり、不戦と
恒久平和を誓い、豊かな自然を後世に残すために、小笠原村が平和都市であり、
また、その使命を全うすることを宣言する。
平成7年8月15日
小笠原村
投稿者 小笠原村役場 : 2006年06月15日 10:07
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コメント
こんにちは、私の母は硫黄島出身です。
何年か前に自衛隊の飛行機で、墓参に私も行ってきました。
母の生まれ育った激戦の土地、最後まで硫黄島に帰るんだと
言っていた母も11年前に他界しました。
今はいろんな情報が見れるようになったり硫黄島に宿泊施設
などできもう少し長生きしてくれればよかったのにと思います。
今回のような情報はとても硫黄島が身近にかんじられ、
墓参で行った光景が思い出されました。
飛行場がない分、なかなか行けない場所ですが、いつかまた
訪れて見たいと思います。
幸い母の妹はまだ健在なので、母島で結婚生活をおくっていたと聞
いていたので早速この情報を伝えて見せたいと思います。
思いがけない、メールを頂ありがとうございました。
これからも、小笠原のために頑張ってご勤務してください。
投稿者 中根 友理子 : 2006年06月17日 08:44
硫黄島・・・一度は行ってみたいものです。
無理なんでしょうけど・・・
投稿者 Fireman : 2006年06月17日 13:10
中根さん、コメントありがとうございます。
これからも小笠原の情報皆さんに伝えて生きたいと思っています。
今回の訪島事業の様子もこのブログで後日紹介させていただきます。
投稿者 管理人 : 2006年06月19日 08:51
Firemanさん、コメントありがとうございます。
硫黄島は私たち島民でもなかなか行くことのできない島です。
9月には小笠原海運による硫黄島巡りのツアーが実施されます。上陸はできませんが、北硫黄島、硫黄島、南硫黄島を見ることができます。野鳥ファンにはここでしか見れない鳥もいるそうです。
投稿者 管理人 : 2006年06月19日 08:53

